職場における男性特有の困難、いわゆる「アンコンシャス・バイアス」(無意識の偏見)に直面した経験がある人が54.6%。11月19日の「国際男性デー」を前に、そんな結果がIndeed Japan(東京都港区)が実施した調査で分かった。
経験がある人のうち、困難を経験したことによって、仕事やキャリア、働き方に影響を受けたことが「ある」という人が79.7%を占めた。
他者が体験した困難を職場で見聞きしたことがあるかについては、「ある」が46.8%と半数を下回った。一方で、「変わってほしい、変えるべきだと思う」、「会社や職場で問題として認識されていないと思う」というコメントも寄せられた。
困難を経験または見聞きした際の行動では「誰にも相談しなかった、何もしなかった」(55.4%)が最も多く、「同僚に相談した」は15.4%、「上司に相談した」は11.5%にとどまった。
「相談しなかった」理由としては、「人に相談しづらい」「波風を立てたくない」などの声が多かった。
困難を解消するために職場に求めることについては、1位が「長時間労働の是正」(33.4%)で、2位は「ワークライフバランスの推進」(32.0%)、3位は「性別による決めつけをなくす取り組み」(29.3%)と続いた。
調査は、20〜59歳の男性2500人を対象にインターネットで実施。期間は、10月20〜23日。
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