20代は、どのような人材育成の制度に魅力を感じるのか。オープンワーク(東京都渋谷区)が発表した「20代が選ぶ『成長環境への評価が上がった企業ランキング』」の1位を獲得したのは、外資系コンサルティングの、EYストラテジー・アンド・コンサルティングだった。2位は中古住宅のリフォーム・販売を手掛けるカチタス、3位は広告代理店の電通がランクインした。
業界別では、上位20社に「メーカー・商社」が最も多くランクイン。7社が名を連ねた。上位20社の「20代成長環境」スコア平均は、2019年調査時の3.33点から4.01点へ上昇。また、20社中10社が4.0点以上を獲得した。
オープンワークによると、20代成長環境スコアが上昇した企業には、大きく2つの共通点があるという。1つ目は「学習機会や充実した研修があり、人事制度の改革や年功序列からの脱却に取り組む企業」であること。ランクインした企業の口コミには、人材育成に関する仕組みや人事制度の変更を評価する声が多く、研修機会が豊富であること、本人の希望や適性に応じた社内異動が可能であること、従来の年功序列から脱却しつつあり、若手に活躍のチャンスが広がることがポイントとなっている。
2つ目は「コロナ禍に甘んじず、こまめな面談やフィードバックなどコミュニケーションを怠らなかった企業」であること。上司や経営層と緊密にコミュニケーションが取れていることを評価する声が多かった。
転職クチコミサイト「OpenWork」に19年1月〜23年10月の間に投稿された、20代の現職社員による会社評価レポート1万9240件を対象データとして集計した。
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