山善(大阪市)は12月12日から、新コスモス電機(大阪市)が開発した「アウトドア用一酸化炭素アラーム COALAN(コアラン)」を販売する。たき火や石油ストーブなどで、一酸化炭素がテント内に滞留し一酸化炭素中毒になる危険から身を守るための道具で、冬キャンプでのリスク回避への需要を見込む。
COALANは、新コスモス電機がアウトドア専用に開発した。一酸化炭素は無色無臭で、人の五感では気づくことができない上、少量でも吸い続けると体が動かなくなったり意識を失うなどの症状が起き、最悪の場合は死に至る危険なガスである。
同商品をテントやタープ内にカラビナで吊(つ)るし、100ppm(百万分率)以上の一酸化炭素を検知するとアラームで知らせ、一酸化炭素中毒の危険から身を守ることが出来る。価格はオープンだが、同社が運営するECサイトでの販売価格は1万2000円。
アウトドアにも耐えるよう、新コスモス電機基準の衝撃・振動試験を行い、落下衝撃や振動に耐える構造とした。さらに屋外使用に適したマイナス10〜50度、湿度15〜95%RH(相対湿度)にも対応する。
加えて、付属する「点検用スポイト」で、カセットコンロなどの炎から一酸化炭素を抽出し、検知部に吹きかけるだけで一酸化炭素にきちんと反応するかを点検できるようにした。
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