定年退職後も失業手当はもらえるの? イマサラQ&A(1/2 ページ)

» 2023年12月10日 11時30分 公開
[産経新聞]
産経新聞

Q 40歳や50歳での退職ではなく、定年退職後に仕事を探している場合も失業手当(雇用保険の基本手当)はもらえるのですか

A 一定期間、雇用保険料を納めてきた人は、理由が定年であろうが、失業して求職しているときに給付を受けることができます。手続きは、住所地にあるハローワークで行います。失業手当は退職した直前の賃金に基づいて算出されます。20年以上働いた一般的な定年退職の人の給付日数は150日です。この間は4週間に1回ずつ、ハローワークで失業認定を受ける必要があります

photo 定年退職後に仕事を探している場合は失業手当の給付を受けることができる

Q 定年退職後、2、3年、家でゆっくりしてから手続きしようかな…

A それでは給付を受けられません。失業手当の受給期間は原則、離職した日の翌日から1年間です。定年退職した人がゆっくりしたい場合、申請をすれば1年を限度に延長できますが、2、3年は長過ぎます。病気などで働けない場合も申請をすれば、一定期間の延長ができます

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