ファミリーレストランの全国チェーン「サイゼリヤ」(埼玉県吉川市)が展開する関東の3店舗で10月、サラダに生きたカエルが混入していたことが明らかになった。レタスに付着したまま工場での検品をすり抜け、テーブルに並んだ可能性が高い。自社栽培に取り組むほど、レタスの品質にこだわっていたサイゼリヤ。インターネット上では、カエルの混入をそれほど騒ぎ立てるべきではないという「寛容論」も目立った。
サイゼリヤが客に提供したサラダへのカエルの混入は、10月18日に小田原ダイヤ街店(神奈川県小田原市)▽同19日に川崎日航ホテル店(川崎市川崎区)▽同21日に阿佐ヶ谷駅南口パール商店街店(東京都杉並区)−の3店舗で相次いで確認された。
同21日に家族3人で阿佐ヶ谷駅南口パール商店街店を訪れた女性客によると、「小エビのサラダ」と「モッツアレラのサラダ」を注文。小皿に分けて3人で食べていたところ、右後ろ脚が欠損した体長3センチほどのカエル1匹が皿の中から飛び出した。アマガエルとみられる。
同社は、サラダの原材料であるカット野菜のレタスにカエルが付着したまま、自社の神奈川工場での検品をすり抜けた可能性が高いと判断。女性客に報告した上で、保健所の調査を受けた。
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