「北海道っぽい」腕時計は穏やかで控えめ、「福岡っぽい」腕時計は？ 地域特徴を調査（1/2 ページ）

[コネムラメグミ，ITmedia]

　北海道民と福岡県民で人気の腕時計に差はあるのか。ブランド腕時計のサブスクリプションサービスを運営する「ななし」（大阪市）は、北海道と福岡県を比較し、「北海道っぽい」「福岡っぽい」腕時計の地域特徴について調査した。北海道は穏やかで控えめ、福岡県は力強くしっかり主張する印象の腕時計が好まれる傾向が見られた。

ななしは、北海道と福岡県を比較し「北海道っぽい」「福岡っぽい」腕時計の地域特徴について調査した（出所：photoAC）

ブランド別の傾向

　腕時計ブランドでの傾向を見ると、北海道で最も人気が高かったのは「タグ・ホイヤー」で、次いで「カルティエ」だった。ななしは「これらのブランドはデザイン的な個性を有しながらも、ビジネスからカジュアルまで幅広く対応でき、クセがないのが特徴である。おおらかで寛容度の高い北海道民の性質を表しているのかもしれない」と分析する。

ブランド別の傾向（出所：プレスリリース、以下同）

　また、北海道の冬はダウンジャケットが多くなるが、アウターの中でもスポーティなダウンに似合う時計として、同じくスポーティーなイメージの強い「タグ・ホイヤー」が選ばれているようだ。

　一方、福岡県で最も人気のブランドは「ウブロ」や「オメガ」だった。「福岡の男性はいわゆる『九州男児』とも言われ、男性的でかっこいいイメージが強いウブロやオメガとも重なる部分があるようだ」とななしはコメント。一方で、「グランドセイコー」「ゼニス」「IWCシャフハウゼン」などのシンプルでビジネス色の強いブランドは他県より利用度が低かった。

腕時計の色（盤面）の傾向は？

　北海道は「シルバー」や「ブルー（ネイビー）」の腕時計の人気が高く、腕時計の盤面に使われるシルバーやブルー（ネイビー）は淡い色調が多いため、ビビットな色より落ち着いたデザインを好むようだ。

腕時計の色（盤面）の傾向

　福岡県はブラックだけが他県より大きく上回っていた。ななしは「福岡県の人々の力強さが何となく表れているようにも思える」とコメントした。