ダイハツ工業が64車種の安全性試験で不正を行っていた問題で、ダイハツ工業は20日、東京都内でトヨタ自動車との共同会見を開いた。会見ではダイハツ工業の奥平総一郎社長が「まず足元の問題を片付け、対応していきたい。再発防止について道筋をつけるために力を発揮し、それを責任としたい」と述べ、即時の辞任は否定した。
同席したトヨタ自動車の中嶋裕樹副社長は「(トヨタへの)供給車が増えたことが現場の負担を大きくした可能性があることを認識できていなかった。トヨタとして深く反省している」と述べた。
ダイハツはトヨタの完全子会社。国内外で販売する全車種を出荷停止としたため、トヨタも一部車種を停止した。子会社の不正がグループ全体の信頼問題に波及することとなった。
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