転勤・異動・転職して新天地で困ったこと、2位「仕事を覚える」、1位は?(1/2 ページ)

» 2023年12月21日 08時00分 公開

 求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、新天地に転勤・異動・転職した経験がある人を対象に「新天地で困ったことに関する意識調査」を実施した。困ったことランキング1位は「人間関係の構築」(55人)だった。

photo ビズヒッツは、新天地に転勤・異動・転職した経験がある人を対象に「新天地で困ったことに関する意識調査」を実施した(出所:photoAC)

 2位は「仕事を覚える」(35人)、以下「土地勘がない」(20人)、「職場のルールが分からない」(18人)、「引っ越しの手続き」(10人)という結果だった。新天地では仕事そのものよりも、人間関係に困った人が多いことが分かった。

photo 新天地への転勤・異動・転職で困ったことランキング(出所:プレスリリース、以下同)

1位は「人間関係の構築」

 「人間関係の構築」が困ったと答えた人からは、「同業種での転職だったので業務内容はあまり変わらなかったが、人間関係を作り直すのは大変だった」(20代男性)、「人見知りするので、人間関係をイチから作らなければいけなかったことに困った」(30代男性)、「人間関係を築くのがとても大変だった」(40代女性)などが聞かれた。

 人間関係がうまくいかないと分からないことがあったときに質問しにくいほか、職場になじめていないと感じると出勤するのが嫌になってしまう人もいるようだ。

 2位の「仕事を覚える」ことに困ったと感じた人からは、「業務内容が変わり、イチから勉強する必要があった」(20代女性)、「OJTも引継ぎもなかったので、仕事を覚えるまでにすごく苦労した」(30代女性)、「転職前はずっと内勤だったが、転職後は慣れない外回りが多くなって困った」(50代男性)などが挙がった。

 他業種・他職種への転職や未経験の部署への異動で仕事を覚えなおす必要があったり、職場によっては「見て覚えて」「好きにやってみて」と言われ、引き継ぎや教育・研修が不十分なこともある様子がうかがえた。

 3位の「土地勘がない」ことと答えた人からは、「交通や地名を把握することに困った」(20代女性)、「土地勘がないので、仕事場までのアクセス、買い物をする場所、病院を把握するまで大変だった」(40代男性)などに困ったと回答。また、子連れでの転居だと、学区が気になる人もいた。

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