「スキャンダルは想像以上に広範囲」海外メディア断罪 ダイハツ不正問題(1/2 ページ)

» 2023年12月22日 13時01分 公開
[産経新聞]
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 ダイハツ工業の品質不正問題は外国メディアも連日取り上げるなど、海外にも大きな波紋を広げている。

 ロイター通信は、「スキャンダルの範囲が想像以上に広範であり、長期に渡るものだった」と、不正の根深さを指摘。その上で「質と安全性に関する会社の名声を傷つけるのに等しい」と断罪した。

photo 20日、記者会見で謝罪する(左から)ダイハツ工業の星加宏昌副社長、同社の奥平総一郎社長、トヨタ自動車の中嶋裕樹副社長=東京都文京区(岩崎叶汰撮影)

 ダイハツは、インドネシアやマレーシアを中心に海外事業を展開しており、東南アジアでは人気の車種。タイの英字紙「バンコク・ポスト」(電子版)は、ダイハツのロゴマーク「D」をあしらった看板の写真を大きく掲載した上で、「安全性を確認する認証試験で不正を行ったダイハツは、すべての車の出荷を停止した」などと詳報した。

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