JR千葉支社長「混雑の平準化」「利便性が高まる」 京葉線の快速縮小を説明(2/2 ページ)

» 2023年12月22日 22時20分 公開
[産経新聞]
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 土沢支社長は、改正の狙いについて、まず混雑の平準化を挙げた。

 例えば、蘇我駅の平日上りのピークとなる午前7時台。通勤快速2本、各駅停車10本が運行している。ただ、新木場駅(東京都江東区)までノンストップ運行の通勤快速は「利用状況が芳しくない。各駅停車に比べて7割程度」で、乗客が集中する各駅停車の混雑をならす狙いがあるとした。

 さらに、各駅停車しか停まらない7駅は改正で平日上下線合わせて乗車機会が30回以上増え、「利便性が高まる」。

 また、通過待ちが解消される蘇我−東京間の各駅停車の所要時間(現行50〜60分)が「最大7分、平均で2分の短縮となる」と強調した。

 千葉市の神谷俊一市長と千葉県の熊谷俊人知事は21日、通勤快速の廃止で沿線住民へのマイナス面が大きいなどとして「容認できない」と反発した。

 土沢支社長は「京葉線の価値向上は大事な経営課題。(市や県に)丁寧に説明してご理解をたまわりたい」と繰り返した。

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