クリスマスケーキ問題の高島屋、被害は530件に 当初公表から2.4倍

» 2023年12月25日 15時13分 公開
[産経新聞]
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 高島屋がオンラインで販売したクリスマスケーキの一部が崩れて購入客に届いた問題で、同社は25日、被害が同日正午時点で約530件に上ったと明らかにした。当初公表(24日午後1時時点)から約2.4倍に増えた。さらに増える見込みという。

 問題があった商品は「〈レ・サンス〉ストロベリーフリルショートケーキ」で、5400円で販売していた。23日ごろからSNS上に写真付きで被害を訴える投稿が相次ぎ、同社は24日、謝罪のコメントや返金対応の窓口などを公表。被害報告が同日午後1時時点で約220件あったとしていた。

 問題を巡っては、同社は25日午前にコメントを更新。これまでは客側へ被害の申し出を募っていたが、今後は「弊社よりお客様へ順次ご連絡させて頂く」などと内容を改めた。連絡に際し、「お届けした際の商品の状態をお尋ねさせていただきたく存じます」とも記した。

 同社によると、当該ケーキは通常、製造元が冷凍した状態で配送会社側へ渡し、配送会社が期日まで冷凍庫で保管するなどして購入者へ届ける流れだが、今回の問題の詳しい原因は「調査中」としている。

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