2023年3月卒新社会人の「社会人生活を表す漢字」 2位「学」「忙」、1位は？

[秋月かほ，ITmedia]

　2023年3月卒の新社会人が思う「入社してから現在までの社会人生活を表した漢字一文字」は何か。マイナビ（東京都千代田区）が「マイナビ 2023年卒 入社半年後調査」を実施したところ、ランキングの1位は前年2位の「楽」（8.1％）だった。

「マイナビ 2023年卒 入社半年後調査」を実施した（画像はイメージ、提供：写真AC）

　続く2位は「学」「忙」（いずれも7.1％）、4位は「苦」（4.8％）がランクイン。前年よりもポジティブな意味の漢字がランクアップしており、今年の新社会人が今の生活に前向きであることがうかがえる結果となった。

「新社会人生活」（勤務先に入社してから今まで）を漢字一文字で表すと（出典：プレスリリース、以下同）

　「現在の配属先での上司についてどのように感じているか」と聞くと、69.7％が「良い上司だ」と回答。

新社会人からみた上司の印象

　「現在の上司にあてはまるもの」では、「仕事ができる」（88.4％）、「決断力・判断力がある」（87.4％）、「適切な指導をしてくれる」（83.0％）と回答した人が多かった。

現在の配属先の上司にあてはまるもの

　「現在の勤務先で働いてみて思ったこと」の1位は「思ったより給料が少ない」（26.2％）だった。ただし、昨年比5.6ポイント減と他項目と比較しても減少幅が大きく、初任給の引き上げを行った企業が多いことが推測される結果となった。

　一方、「業績が悪い」（9.3％）は前年比4.5ポイント増となった。23年度上半期は物価高や円高、人件費の高騰や不安定化した国際情勢などの影響を受けた企業もあり、新入社員もその影響を感じ取っている様子がうかがえた。

現在の勤務先で働いてみて思ったこと

　調査は10月25〜31日、インターネットで実施。調査対象者は23年卒業予定として就職活動を行い、その状況をモニター調査で回答した人。有効回答数は727人（文系男子128人、文系女子206人、理系男子185人、理系女子208人）。