2024年度にリスキリング施策を実施する「計画がある・意向がある」企業は43.8%に上ったことが、パーソルイノベーション(東京都港区)による調査で明らかとなった。企業は従業員に対し、どのようなスキルを付けることを望んでいるのか。
直近の1年間で、従業員のリスキリング施策に関する取り組みを「実施した」という回答は前回に比べ8.2ポイント減少し、40.9%にとどまった。
企業規模別に見ると、大企業の「実施した」割合は57.3%(前回64.3%)となったのに対し、中小・スタートアップ企業は34.6%(前回40.5%)となり、引き続き大企業が先行して取り組んでいる傾向が明らかとなった。
リスキリング施策において、どのスキルの習得が重視されているのか。最も多い回答は「データ活用」で35.5%に上った。次いで「リーダーシップ」(32.4%)、「AI活用(ChatGPTなど)」(31.5%)と続いた。
企業規模別に見ると、大企業の1位は「データ活用」(43.4%)、2位は「AI活用(ChatGPTなど)」(41.1%)、3位は「リーダーシップ」(40.3%)となった。一方で、中小・スタートアップ企業の1位は「データ活用」(28.5%)、2位は「リーダーシップ」(24.6%)、3位は「セキュリティ」(20.8%)となった。特に大企業は、AI活用に積極的な傾向が見られる。
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