沖縄県民が「住み続けたい」と考えている街はどこか? 大東建託(東京都港区)の調査「いい部屋ネット 住み続けたい街ランキング2023<沖縄県版>」によると、1位は初ランクインとなった「嘉手納町」(68.2点)だった。
1位の嘉手納町は沖縄本島の中部、那覇市から北へ約23キロメートルの地点に位置している。町の面積の約82%を嘉手納基地が占めており、町の活性化促進を目的とした「沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業」によるタウンセンター開発や、マルチメディア関連企業誘致などに取り組んでいる。「街の幸福度」「街に誇りがある」「街に愛着がある」でも2位にランクインした。
2位は「北谷町」(67.0点)で、2年連続での2位ランクインとなった。北谷町は嘉手納町とも隣接しており、年平均気温が約22度、湿度75%前後と、冬は極めて短く四季を通して温暖なのが特徴だ。
北谷町は住み続けたい街のほか、「住みここち」「街に誇りがある」「街に愛着がある」では1位、「住みたい街」では4位と、各ランキングで高評価を得ている。
3位は「北中城村」(66.1点)が獲得した。世界遺産に登録されている「中城城跡」や、国指定重要文化財である中村家住宅など歴史的な文化財が多く残されている。
4位以降は「豊見城市」(62.9点)、5位に「南風原町」(60.2)と続いた。
街の幸福度についても調査した。トップは2年連続となる「北中城村」(70.1点)だった。2位は「嘉手納町」(70.0点)、3位に「西原町」(69.4点)、4位「石垣市」(69.3点)、5位「糸満市」(69.0点)となった。
トップの「北中城村」は「住み続けたい街」「街に誇りがある」「街に愛着がある」で3位、「住みここち」では4位と、多くの項目で上位を獲得している。
2位の「嘉手納町」は住み続けたい街ランキングでトップ、3位の「西原町」は「文教のまち」として、幼児教育から大学まで教育施設を設けている。また町を通してバレーボールへの親しみが深く、小・中学校、高等学校、一般において盛んに取り組んでいる。
調査は、沖縄県に住む20歳以上の男女8004人を対象にインターネットで実施した。調査期間は2019〜23年。
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