希望の年収の決め方 「同程度とした」「低くした」「高くした」のうち最も多かったのは?(1/2 ページ)

» 2024年01月15日 17時00分 公開
[秋月かほITmedia]

 総合人材情報サービスのアイデム(東京都新宿区)は、総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に「仕事探しに関する調査」を実施した。希望の年収を前職や現職、相場の金額と「同程度とした」(46.5%)が最も多く、「低くした」(34.0%)、「高くした」(19.5%)と続くことが分かった。

photo アイデムは「仕事探しに関する調査」を実施した(画像はイメージ、提供:写真AC)

 希望の雇用形態別にみると「正社員」では「高くした」が30.8%だが、「非正規(パート・アルバイト、契約社員・嘱託社員、派遣社員の合計)」では「高くした」は16.0%にとどまった。

 年代別にみると30代以下では「同程度とした」が64.5%と最も多く、40代では「高くした」と「同程度とした」がともに41.5%、60代以上では「低くした」が46.6%と全年代で最も高い割合となっていた。

photo 希望の年収の目安をどう設定したか(出所:プレスリリース、以下同)

年収を設定するにあたり考慮したこと1位は「生活に必要な金額」

 「年収を設定するにあたり、考慮したこと」の1位は「生活に必要な金額」(49.5%)、2位は「働ける時間」(40.9%)、3位は「時間当たりの賃金」(23.8%)だった。

 正社員では「生活に必要な金額」(65.4%)、「希望の勤務地の相場」(25.0%)が多い一方、非正規では「働ける時間」(46.2%)、「時間当たりの賃金」(27.3%)と続いた。

 年代別にみると40代は「生活に必要な金額」が、60代以上は「年金など社会保障給付のバランス」が他年代より高かった。

photo 年収を設定するにあたり考慮したこと
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