首都圏主要私大「共通テスト」志願者数ランクキング 1位は?(1/2 ページ)

» 2024年02月02日 16時18分 公開
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 今週からは2024年度の一般選抜の出願状況についてお伝えしていく。まずは、出願締め切りが早い「大学入学共通テスト利用入試」について、首都圏の有名私大の動向をまとめた、首都圏主要私大「共通テスト利用入試」志願者数ランクをお届けする。

 私大入試の前半戦、2月初旬に合格発表がある共通テスト利用入試は、共通テスト受験前に出願を締め切る、いわゆる「事前出願」の大学が多い。そこで、1月14日、15日に行われた共通テスト前日の13日までに出願を締め切った大学について志願者数をまとめた(1月23日までの判明分)。

 対象大学は、GMARCH(学習院大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)と日東駒専(日本大、東洋大、駒澤大、専修大)で、共通テスト後に締め切る早稲田大と、共通テスト利用入試を実施していない慶應義塾大は除外した。

 首都圏の主要私大の中で、現時点の志願者が最も多いのは東洋大。集計確定前ながら、昨年の最終値を8000人近く上回っている。予備校関係者は言う。

 「東洋大は23年度入試で一般選抜全体の志願者が大きく減少しており、その反動で増えているのでしょう」

 2位の法政大も昨年は一般選抜全体の志願者が減少しており、その反動もあり1500人以上の増加となっている。

 前出の2大学と異なり、3位の明治大は2年連続で志願者が増えてきた反動から、一般選抜全体の志願者は減少が見込まれているが、共通テスト利用入試に限ると、24年度も増加している。

 ランキング上位大学の共通テスト利用入試の志願者が増加している要因として、国公立大志望者が併願先に選んでいることがある。共通テスト利用入試は、共通テストを受けていれば、個別大学の対策が不要のため、国公立大志望者にとって、2次試験対策に専念できるメリットがある。

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