「ごちそうおにぎり」専門店が続々 人気の秘密は?(2/3 ページ)

» 2024年02月04日 09時30分 公開
[産経新聞]
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新潟米のおいしさを

 米卸業による出店もあった。昨年3月、東京・大手町で開店した「新潟にぎりめし べいべい」は、新潟市の米穀卸売会社「新潟ケンベイ」によるおにぎり専門店。

 「東京のお客さまに、新潟県産米のおいしさを広めたくて。おにぎりが一番お米の味が分かるので、じっくり味わってほしい」とは、責任者の池田耕平さん(41)。

photo 「べいべい」のおにぎり。手前から時計回りに「和牛すきやき」「紀州南高梅」「タレカツ」「鮭すじこ」(1個280〜500円)

 「べいべい」で使うのは新潟県産米のみ。時期により産地と銘柄を替えている。ご飯の味を生かすため、塩は振らない。

 ご飯に空気を含ませながら優しく握り、その上に具材をのせて供する。こうすることでご飯と具材、それぞれの味わいが引き立つという。ノリも客が自分で巻く。かむほどに、ご飯の甘みとうまみをしっかりと感じる。具材はコメと相性のよい22種類。人気の具材はご当地グルメ「タレカツ」だ。

 前出の「まんま」も、新潟ケンベイから新潟県産米を仕入れて使う。「おにぎりを通じて新潟県産米の魅力を広めたい」と池田さんは意気込む。

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