仕事における将来の夢やビジョン 「ある」と答えた割合は?

» 2024年02月05日 17時00分 公開
[神奈川はなITmedia]

 転職情報サイトを運営するスタジオテイル(東京都新宿区)は、20〜50代の男女を対象に「仕事における将来の夢やビジョン」についてのアンケートを実施した。「仕事における将来の夢やビジョンがある」と回答した割合は40%だった。

仕事における将来の夢やビジョン 「仕事における将来の夢やビジョン」についてのアンケート(画像はイメージ、提供:写真AC)
仕事における将来の夢やビジョン 仕事における、将来の夢やビジョン(出所:プレスリリース、以下同)

 年代別にみると、年齢が高くなるほど「ある」と答える割合が高くなり、40代、50代では半数を超える結果となった。20代、30代では「ない」と回答した割合の方が高く、20代では70%以上が「ない」と答えている。

仕事における将来の夢やビジョン 仕事における、将来の夢やビジョン(年代別)

 男女別にみると、男性・女性どちらも「ない」という回答の方が多かったが、男性より女性の方が割合が高くなっていた。

仕事における将来の夢やビジョン 仕事における、将来の夢やビジョン(性別)

 アンケート結果を調査した時期別にみると、「将来の夢やビジョンはない」と答えた人の割合は2023年以降に高くなっていることが分かる。

仕事における将来の夢やビジョン 仕事における、将来の夢やビジョン(時系列)

アンケートコメントから見る、世代別「仕事への意識」の傾向

 仕事に対する夢やビジョンが「ある」と答えた人からは、「起業、作品作り、海外進出、やりたいことはいっぱいある」(30代男性)、「デザイナー勤務をしているので、自分のデザインに価値を感じてくれる人を増やしたい」(20代女性)、「(自分の業績の)爪痕を残したい」(40代男性)といった声が寄せられた。自身の強みや好きなことが明確にあり、それを「伸ばしていきたい」「形にしていきたい」という意識があることがうかがえる。

 一方、「ない」と回答した人からは、「今の職場では考えにくい」(30代男性)、「現在非正規雇用で親の介護もあるため難しい」(20代女性)といった、前向きに考えようにも環境要因で難しいという意見があった。

 また「その日その日に幸せを感じながら生きていきたい」(20代女性)、「毎日職場に行くのが嫌ではなく、今日も頑張ろうと思って過ごせていることが自分にとっては大事」(40代男性)といった、「未来よりも現在を大切にしよう」という考えも聞かれた。

 調査は20〜50代の社会人男女300人(20代:147人、30代:79人、40代:53人、50代以上:21人)を対象に実施した。期間は17年3月30日〜24年1月25日。

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