消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ティーンに特化したマーケティングとプロモーション支援を提供するアイ・エヌ・ジー(東京都渋谷区)は、関東の高校生男女を対象に「将来の夢に関するトレンド調査」を実施した。高校生に「将来なりたい職業」を聞いたところ、1位は「会社員・OL」だった。
2位は「インフルエンサー・YouTuber」、3位は「公務員」、4位は「美容師・ヘアメイクアーティスト」、5位は「CA・パイロット」だった。
「会社員・OL」を選んだ高校生からは、コロナ禍で在宅勤務となった両親の姿を見て働くことを身近に感じたという声が多かった。将来の夢についても具体的なイメージができていない層が「会社員・OL」を選択する傾向が見られた。
2位には「インフルエンサー・YouTuber」がランクイン。高校生からは「情報発信者となり誰かの役に立ちたい」というコメントが多数寄せられ、日々の消費行動に影響を与えていることがうかがえる。アイ・エヌ・ジーは、「有名YouTuberが『YouTubeだけでは食べていくのは難しい』『楽な職業ではない』と声を上げる昨今だが、まだまだ憧れの職業として定着している」とコメントした。
3位は「公務員」だった。1位と同様、将来のビジョンがまだ見えていないという理由から漠然と選んだ高校生も多くいた一方、教員や保育士になりたいと幼少期からの夢を志す人も見られた。
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