ニデックは売上高、最終利益ともに4〜12月期で過去最高を更新した。しかし、事業の柱とする電気自動車(EV)向けのモーターシステムが中国市場の激しい価格競争に巻き込まれて収益が悪化。最終利益の通期予想を下方修正した。永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)は「競争相手もお客さんも自分も赤字。こんな事業は50年で初めてだ」と語った。
このほか、アルプスアルパイン、オムロン、ロームも最終利益の通期予想を下方修正。一方、TDKは小型電池やパソコン関連部品が想定以上に好調に推移し、最終利益を上方修正した。(桑島浩任)
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