一都三県、中古マンションの価格上昇率 LIFULLが調査

» 2024年02月13日 17時00分 公開
[季原ゆうITmedia]

 首都圏を中心に、中古マンション市場の活況が続いている。LIFULL(東京都千代田区)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」は、一都三県のエリア別に「中古マンションの価格上昇率ランキング」を発表した。

photo 一都三県のエリア別に「中古マンションの価格上昇率ランキング」を発表(画像はイメージ、出所:写真AC)

 東京都のなかで、5年前と比較して価格上昇率が最も高くなったエリアは「中央区」で29.7%だった。次いで「青梅市」が27.5%、「小平市」が27.3%と続いた。他にも「多摩市」「八王子市」「日野市」などといった郊外エリアも上位にランクインする形となった。

 同社は、郊外の価格上昇には、コロナ禍に伴うリモートワークの浸透などによる人口移動も影響していると推測している。

photo 【東京都】5年間の価格上昇率ランキング(出所:プレスリリース、以下同)

 神奈川県の価格上昇率ランキングでは、1位「三浦市」(49.7%)、2位「逗子市」(48.3%)、3位「伊勢原市」(33.6%)となった。上位20市区において、価格上昇率は東京都を上回る結果となった。

photo 【神奈川県】5年間の価格上昇率ランキング

 埼玉県では、1位にランクインした「桶川市」が価格上昇率41.0%で最も高くなった。2位は「北足立郡伊奈町」(39.4%)、3位は「八潮市」(35.2%)と続いた。11市区が5年間で3割以上の価格上昇となっていた。

photo 【埼玉県】5年間の価格上昇率ランキング

 千葉県で1位となったのは「印西市」で、5年前と比較すると48.8%の上昇率となった。2位の「館山市」も43.5%と高い上昇率となっていた。

photo 【千葉県】5年間の価格上昇率ランキング

 今回の調査は「LIFULL HOME'Sプライスマップ」のデータに基づき、直近5年間と1年間の中古マンション(築年10年・専有面積70平方メートル)の価格上昇率をそれぞれ算出し、一都三県のエリア別にランキングを作成した。

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