不採用通知した企業「嫌いになった」、落とされた就活生85%が回答(1/2 ページ)

» 2024年03月02日 06時00分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 志望度の高い企業から不採用通知を受け取った就活生の85%が、その企業を「嫌いになった」と回答ー。そんな調査結果を新卒採用支援、ABABA(アババ、大阪府吹田市)の研究機関「ABABA総研」が1日、公表した。嫌いになったと答えた人の43%が「その企業の製品やサービスを今後使わない」、23%が「その企業の製品やサービスを周りにおすすめしない」とも回答。多くの就活生が不採用になった企業に対して、ネガティブな感情を抱いていることが判明した。

photo 1日には来年春に卒業予定の大学3年生らを対象にした企業の採用説明会が解禁された=大阪市住之江区のインテックス大阪(恵守乾撮影)

 不採用通知した企業を嫌いになった就活生からは、「落ちたことがショックすぎて、嫌いになるしかない」、「本命企業の(不採用を通知する)お祈りメールはもう2度と開くことができない」といった声があった。

 志望度の高い企業から不採用通知を受け取ったショックからか、「生活必需品であっても、(不採用となった企業のものではなく)できるだけ他社のものを購入したい」、「引き続き使い続けるが、正直その社名を見るだけでも辛い」といった声もあった。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.