1月14日、人気ゲーム『ドラゴンクエスト』から派生したゲームアプリを全て集めたリアルイベント「ドラゴンクエスト スマホフェス 新春感謝祭」(以下、スマホフェス)が、東京ビッグサイトで行われた。ゲームアプリの世界を現実でも楽しむリアルイベントといえば、『Ingress』『ポケモン GO』『ドラゴンクエストウォーク』などの位置情報ゲームが定番だ。それ以外では、戦略ゲームである『にゃんこ大戦争』などの開催例もあるが、今回のスマホフェスのように複数のタイトルが一堂に会するのは珍しい。
なぜ、配信元であるスクウェア・エニックスは、『ドラゴンクエスト』関連のゲームアプリを集めたリアルイベントを開催したのか。イベントの様子を振り返りながら、背景を分析した。
各ゲームのモチーフになった『ドラゴンクエスト』は、今年で38周年を迎える人気コンテンツ。シリーズ累計で8800万本以上を売り上げている。スクウェア・エニックスはイベント開催時点で、『ドラゴンクエスト』関連のゲームアプリとして以下の6タイトルを配信していた。
タイトル | リリース日 |
---|---|
『ドラゴンクエストモンスターズスーパーライト』(以下、スーパーライト) | 2014年1月23日 |
『星のドラゴンクエスト』(以下、星ドラ) | 2015年10月15日 |
『ドラゴンクエストウォーク』(以下、DQウォーク) | 2019年9月12日 |
『ドラゴンクエストタクト』(以下、タクト) | 2020年7月16日 |
『ドラゴンクエストけしケシ!』(以下、けしケシ!) | 2021年12月1日 |
『ドラゴンクエストチャンピオンズ』(以下、チャンピオンズ) | 2023年6月13日 |
6タイトルのゲームアプリは、ジャンルが多岐に渡っている。そのため、ユーザーは健康管理が目的ならDQウォーク、タクティクス系・シミュレーションRPGがプレイしたいならタクト、パズルゲームで遊びたいならけしケシ!、というように好みや目的に合わせてゲームを選択可能だ。
そもそも、スマホゲームは「まずインストールだけでもさせる」「何かのきっかけでヘビーユーザーになるのを待つ」のが基本だ。そのため、前述のような多ジャンル展開は、ユーザーがスマホゲームを始めるきっかけを多く作る=間口を広く取る戦略の1つと言えよう。
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