京都大「特色入試」 9年連続で合格者を出している学校高校別合格者数ランキング(1/2 ページ)

» 2024年03月15日 07時38分 公開
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 今週は、「京都大 特色入試 高校別合格者数ランク」をお届けしよう。

 東大が学校推薦型選抜を導入したのと同じ2016年から、京大は特色入試を実施している。特色入試は、学部により学校推薦型選抜、総合型選抜、一般選抜後期日程のいずれかの方式で募集する入試方式だ。ランキングは一般選抜の法学部を除いて集計しており、以下の数値は全て法学部を除いたものになっている。

photo 京都大学

 京大入試というと、眠る時間を惜しんで勉強をして、厳しい競争を勝ち抜くというイメージを持つのではないか。特色入試はそうした秀才型だけではなく、課外活動の成果や留学経験など、高校時代のさまざまな活動のプロセスや意欲を評価する選抜方式だ。京大は、多様な学生集団を形成することによる、教育・研究活動の活性化を目指すとしている。

 京大の特色入試の定員は、東大の学校推薦型選抜の100人程度を上回る152人。24年度の合格者は119人で、東大と同様に導入以来の定員割れが続いている。それだけ、京大が求めるハードルが高いということだ。志願者は500人で倍率は4.2倍だった。

 東大が1校あたりの出願者を最大4人までに制限しているのに対し、京大は出願人数に制限がない。そのため、24年度の東大の合格者が最も多い学校は3人だが、京大は8人の西京と開明がランキング1位となっている。両校の合格者の学部別の内訳を見ると、西京は医(人間健康科)、文、工が各2人、経済と農が各1人で、開明は医(人間健康科)と農が各3人、経済と工が各1人。

 3位は7人が合格した桃山学院。特色入試が始まった16年度から23年度までの累計合格者6人を、24年度単年で上回ったことになる。合格学部は医(人間健康科)が4人と多く、経済2人、文1人となっている。

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