ドコモが「ポイ活プラン」発表 dポイント追加還元 携帯各社の経済圏競争さらに激化

[産経新聞]

　NTTドコモは21日、スマートフォン決済「d払い」と連動してdポイントが上乗せされる新プラン「ドコモポイ活プラン」を4月1日から提供すると発表した。ドコモは、自社の金融・決済サービスと連携させた「経済圏」の構築で顧客の囲い込みを狙う携帯各社の動きに出遅れており、新プランで巻き返したい考えだ。

NTTドコモのロゴマーク

　新プランは月額4950円で通信容量100ギガバイトの「ahamo（アハモ）大盛り」の利用者が、追加で月額2200円を支払うことで利用可能。d払いでの決済金額の3％分のポイントが追加で還元される。8月ごろからは、クレジットカードの「dカード　ゴールド」を携帯料金の支払いに利用している場合に還元率が5％に上昇するサービスも提供する。

　還元の上限は月4000ポイント。さらに4月1日から当面の間は、還元率を10％に引き上げるキャンペーンも行う。この期間はd払いで月に4万円分決済を行えば、100ギガバイトの通信容量を実質月額2750円で利用できることになる。同社の別プラン「eximo（エクシモ）」への適用も夏以降に開始するという。

　ドコモ営業戦略部の山本明宏部長は21日のサービス説明会で「自信をもって『お得でしょ』といえるプランになっていると思う」と述べ「キャッシュレス決済やデータ通信利用のニーズが増えている中、お得なプランを提供したい」と意気込んだ。