「パワハラの証拠見せて」発言の村上理事長が謝罪 「非常に反省、大変失礼なことをした」

» 2024年03月28日 18時36分 公開
[産経新聞]
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 宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙(そら)組劇団員の女性(25)が昨年9月に急死した問題で、同11月の会見で「(パワハラの)証拠となるものをお見せいただきたい」と発言した宝塚歌劇団の村上浩爾理事長は28日、「そのような発言をしたことは非常に恥ずかしく、遺族の皆さまに申し訳ない。非常に反省しているし、大変失礼なことをした」と謝罪した。

photo 記者会見中、改めて頭を下げ謝罪する(左から)宝塚歌劇団の村上浩爾理事長、阪急阪神ホールディングスの嶋田泰夫社長、同社の大塚順一執行役員=28日午後、大阪府豊中市(恵守乾撮影)

 この日、村上理事長は阪急阪神ホールディングス(HD)の嶋田泰夫社長らと大阪府豊中市内で会見。14項目のパワハラにより女性に心理的負荷を与えたことを認め、遺族側と最終合意したことを明らかにした。

 女性の急死をめぐって歌劇団側は昨年11月、外部調査チームによる調査報告書を公表。長時間の活動などによる強い心理的負荷を認めた一方、いじめやハラスメントは「確認できなかった」とした。この内容を説明する会見で、村上理事長が「(パワハラの)証拠となるものをお見せいただきたい」と発言し、遺族の反発を招いていた。

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