4月入社の新入社員、2割がすでに「転職意向あり」 その理由は?

» 2024年04月13日 08時00分 公開
[季原ゆうITmedia]

 Hagakure(東京都渋谷区)が運営するWebマーケティングスクール「デジプロ」は、2024年4月入社の新入社員を対象に「転職とリスキリングに関する意識調査」を実施した。その結果、入社時点ですでに転職を考えている人が約2割いる一方、自身のスキルアップなどを目的とするリスキリングは、34%が「全くしていない」と回答したことが分かった。

photo 「転職とリスキリングに関する意識調査」を実施(出所:写真AC)

 今の会社に定年まで勤めあげたいかの質問について、「転職するつもりだ」「機会があれば転職したい」を合わせて22.3%が転職意向があると回答した。「定年まで勤めあげたい」「どちらかといえば定年まで勤めあげたい」は合わせて60.6%だった。

photo 今の会社に定年まで勤めあげたいか(出所:プレスリリース、以下同)

 転職意向がある人の理由について、最も多かったのは「配属や業務内容に満足していない」(19.3%)、次いで「今の会社に満足していない」(18.1%)となった。転職意向を持っている人の多くが、会社の待遇や業務内容に不満がある人だった。

photo 転職意向がある理由

 一方、定年まで勤めあげたいと考えている人の理由では、「今の会社に満足している」(27.0%)、「転職することが大変そうだから」(22.3%)、「配属や業務内容に満足している」(22.0%)と回答した人が多かった。

photo 定年まで勤めあげたいと考える理由

 自身のスキルアップや学びを目的に行う「リスキリング」にかける1カ月当たりの時間について、最も多かったのは「全くしていない」(32.0%)。以下、「10時間未満」(24.3%)、「10時間以上20時間未満」(24.0%)と続いた。

photo リスキリングにかける学習時間

 調査は3月31日〜4月1日、国内に在住する24年4月入社の男女300人を対象にインターネットで実施した。

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