フリーエンジニアの6割超が「フリーになって年収アップ」 現在の年収のボリュームゾーンは？

[カワブチカズキ，ITmedia]

　エンジニアがフリーになると、年収はどう変化するか。ランサーズ（東京都渋谷区）が発表した調査結果によると、フリーランスエンジニアのうち62.7％がフリー転向後に年収が上がっており、「変化なし」は20.7％、「下がった」は16.7％だった。

フリーランスエンジニアの年収に関する調査（提供：写真AC）

年収の変化（出所：プレスリリース、以下同）

　現在の年収として最も回答が集まったのは「800万〜1000万円未満」（24.0％）。次点は同率で「400万円未満」「400万〜600万円未満」（22.0％）が並んだ。

現在の年収

　年収1000万円を得るために重要なことでは「上流工程に携わる」「クライアント・企業との関係構築」（56.0％）が同率で1位。以下は「業務外のスキルアップ」（52.0％）、「起業する」（36.0％）が続いた。

　回答者のうち、新たなスキル習得に取り組んでいる人は66.0％。年収別に見ると、回答割合が最も高かったのは「800万〜1000万円未満」（25.6％）、次いで「1000万円以上」（22.1％）だった。

スキルアップに対する取り組み状況

スキルアップに対する取り組み状況（年収別）

　今注目している技術の1位は「生成AI」（82.0％）。2位は「ビッグデータ」（29.3％）、3位は「IoT」（26.7％）が続いた。

今注目している技術

　フリーランスエンジニア150人を対象に、インターネットで調査した。期間は、2月19日〜3月11日。