フリー・副業向け案件が多いプログラミング言語 3位「Laravel」、2位「Vue.js」、1位は?

» 2024年04月20日 08時00分 公開
[秋月かほITmedia]

 フリーランス・副業向けの案件が多いプログラミング言語は何か。CAMELORS(東京都渋谷区)が調査結果を発表し、1位は「React」(案件比率38.9%、月収111万円)だった。

photo 案件が多いプログラミング言語ランキング(出所:プレスリリース)

 ReactはGoogle、Facebook、Instagramなどで採用されているJavaScriptフレームワークで、Webアプリケーション開発やモバイルアプリ開発で活用が進む。仮想DOMやコンポーネントベースの設計思想などを提供しており、開発の生産性を大幅に高められる点が特徴だ。SEO対応にも長けており、大規模なWebサービス開発に適している。

 2位には「Vue.js」(20.5%、同86万円)がランクイン。Webアプリケーション開発に特化したJavaScriptフレームワークで、中小規模のWebサービス構築に適している。Reactと並ぶ主要なJavaScriptフレームワークの一つで、学習コストが比較的低く、導入が容易で、さらに軽量でパフォーマンスに優れる特徴を持つ。

photo 2位は「Vue.js」(画像はイメージ、出所:写真AC)

 3位の「Laravel」(13.6%、同83万円)は、PHPのWebアプリケーション開発フレームワーク。MVC(Model-View-Controller)アーキテクチャに基づいて設計されており、開発工数を大幅に削減できるほか、SEO対応や認証機能、ORM(オブジェクト関係マッピング)など豊富な機能を持つ。

 4位は「Ruby on Rails」(10.4%、同107万円)、5位は「Node.js」(8.8%、同103万円)がランクイン。6位以降は「Django」「Nuxt.js」(ともに3.9%、月収はそれぞれ84万円、74万円)、「Next.js」(2.8%、同85万円)、「Spring」(2.1%、同101万円)が続いた。

photo 案件が多いフレームワークランキング(出所:プレスリリース)

 同社のサービスに掲載した求人案件で、単価と稼働時間から平均時給を計算し、1日8時間・月21日稼働として月収と年収を算出した。期間は2019年7月1日〜24年1月2日で、対象案件数は2289件。

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