イトーヨーカ堂は5月22日、新しい総菜ブランド「YORK DELI(ヨーク・デリ)」の立ち上げを発表した。ブランドコンセプトは「『毎日食べたい』おいしさ。」で、イトーヨーカドーとヨーク店舗において展開する。
これまでの総菜売り場では、複数のブランドが展開されていた。そのため販促物や容器などが統一されておらず、商品価値が伝わりづらいという課題があった。今回の新ブランド立ち上げに合わせてロゴや容器、販促物などを統一し、商品価値が伝わりやすい売り場に刷新するという。
また、商品の品質向上やおいしさにもこだわった。例えば、弁当に使用する米は、セブン-イレブンのおにぎりと同じ老舗米屋の「八代目儀兵衛」が監修した。精米、ブレンド、炊飯にこだわり、米の甘みと粒感を引き出している。
イトーヨーカ堂は現在、「食」にフォーカスした成長戦略を推進している。特に注力する総菜強化の一環として、2024年2月にプロセスセンターとセントラルキッチンの機能を持つ「Peace Deli千葉キッチン」の稼働を開始。同キッチンでは原材料の調達から製造、販売まで一貫して行う「食のSPA化」を進め、オリジナル商品を各店舗に効率良く安定供給することを目指している。
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