マルエツは6月1日、勤務時における従業員の身だしなみ基準を改定した。新しい身だしなみ基準では髪色や髪型、カラーコンタクトのルールを緩和する。身だしなみの自由度を高めることで、従業員の満足度や仕事へのモチベーション向上を図り、人材の確保や定着などにつなげる狙いだ。
新しい身だしなみ基準は9項目。安全衛生において守るべき基準を保ちつつ業務に支障が出ず、利用客に不快感を与えないという条件を設定している。髪型や髪色、カラーコンタクトなどが自由となった他、カラーのみのネイルや耳に付けるピアスも可能だ。同社は「従業員の個性・人格・人権を尊重し、自分らしく意欲的に働ける職場環境を提供することで、多様性を大切にする企業文化の醸成・浸透を図る」とコメントした。
従業員の身だしなみ基準については、2021年8月にスターバックスが「これまで以上に店舗で働くパートナーの多様性を尊重したい」との思いから初めてドレスコードを改定し、髪色や服装ルールを大幅に緩和。2022年3月からはドン・キホーテが価値観の変化に伴い、服装ルールの緩和や髪色の自由化を実施した。
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