ドン・キホーテ(東京都目黒区)は、社会における価値観の変化に伴い、2022年3月から服装ルールを緩和。髪色の自由化を実施した。
同社は制度改定後初めて、従業員の髪色について何色の髪色が多いのか、また改定により従業員にとってどのような効果があったのか調査を行った。
髪色について「派手髪」にしている従業員は約2割に上った。また、ブラウンといった派手髪以外の色も含めて、ヘアカラーをしている従業員は52.3%と半数を超える結果となった。
派手髪にしている従業員のうち、最も多いカラーは「金・ゴールド」で25.0%を占めた。「アッシュ」(14.9%)や「桃・ピンク」(12.9%)が続いた。茶色に近く、明るめの色が好まれている傾向が見られた。
年代別で見ると、10代の派手髪率が最も高く35.6%に上った。また、10代はブラウンにしている人も合わせ、61.0%がヘアカラーをしていることが分かった。都道府県別では「富山県」の派手髪率が最も高く、37.0%となった。
制度変更によって、社内外からはどのような反応を得ているのか。派手髪にしている従業員のうち70%以上が「ポジティブ」な反応をもらっていると回答した。
回答者からは「ヘアカラー剤の接客時にお客様から『あなたみたいな髪色にしたい』と相談を受けました。接客することで、実際に商品を購入いただき、翌日またご来店いただき結果報告をしてくださいました」(40代、パート・アルバイト、髪色:アッシュ)、「アルバイトの応募・面接で、髪色自由を理由に志望される方が圧倒的に多いです」(40代、社員、髪色:ブラウン)といったコメントが寄せられた。客との接客面や人材採用などにも好影響を与えているようだ。
調査は11月8〜20日に実施。ドン・キホーテ店舗従業員(社員/パート・アルバイト)1820人から回答を得た。
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