農林水産省は6月11日、スーパーマーケットのロピアが、原料や原産地名を表示しないまま商品を販売したとして、食品表示法に基づいた表示の是正や原因の究明・分析の徹底などについて指示したことを発表した。対象商品は菓子類や調理食品の計18商品で、販売期間は最長約3年3カ月間。74店舗において、合計64万5994パックを販売したという。
農林水産省はロピアに対し、販売する全食品の表示の点検や、基準に従った表示がされていなかった原因の究明・分析、食品表示の相互チェック体制の強化、再発防止対策の実施などを指示した。ロピアは講じた措置について報告書にまとめ、7月11日までに農林水産大臣へ提出する必要がある。
今回の表示漏れの原因について、ロピアは「法令に対する認識不足と社内管理体制の不足」と説明している。「今後同様の問題を起こさぬよう、商品製造や販販売過程での管理体制を強化することなどの再発防止策を実施し、適正な表示での販売を徹底してまいります」とコメントしている。
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