通信アプリ「LINE(ライン)」を運営するLINEヤフーは18日、東京都内で定時株主総会を開いた。利用者などの情報が大量流出した問題について、株主からは出沢剛社長ら経営陣の進退を問う声も出るなど、厳しい意見が相次いだ。出沢氏は株主に謝罪した上で「全社一丸となってセキュリティー強化を行う」と、再発防止へ全力を注ぐことを強調した。
出沢氏は情報流出問題への対応として、システムの構築などさまざまな面で依存していた韓国IT大手ネイバーへの委託関係を終了させることをあらためて表明。セキュリティーやガバナンス(企業統治)強化へ向けた議論を行う社長直轄の委員会を設置したことなども説明した。
一方、株主からは厳しい声が飛んだ。「(社長直轄の)委員会などでは具体的に誰がいつまでに何をするのか明確になっていない」との意見に出沢氏は「どういったセキュリティー施策を打つかは毎日議論し適宜意思決定している」と応じた。
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