日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
生活家電を製造販売するサンコー(東京都千代田区)は7月3日、レトルトや残り物がごちそうになる「自家製おやつパイメーカー」(6980円)を発売した。発売から1週間がたとうとしているなか、「順調に売れている」(同社広報部)という。
商品の特徴は、一口サイズのスナックパイが自家製でつくれること。市販の冷凍パイシートとおかずを用意して、生地を型抜きして土台とフタをつくる。おやつパイメーカーに生地と具材を入れて、あとはフタを閉じて15〜20分ほど待つだけ。「家にあるものが“ぜいたくなおやつ”に変わる」ことがユーザーから人気を集めているようだ。
おやつパイメーカーを開発したきっかけは、2年ほど前にさかのぼる。同社は2022年12月に「自家製大きなパイメーカー」(6280円)を発売した。お店で買うようなサクサクのパイを自宅で手軽につくりたい。残ったおかずをおいしく食べたい。手軽に豪華な一品をつくりたい。そんな消費者の声を受けて、大きなパイメーカーを開発。ユーザーから「パイの大きさが小さいものがあったらいいのに」といった声があり、今回のおやつパイメーカーを発売するに至った。
おやつパイメーカーのサイズは、幅235×奥行220×高さ100(ミリ)。重さは、約1.3キロ。同社の公式オンラインストア、直営店、取り扱い店、ECサイトなどで販売している。
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