マーケティングリサーチ事業を手掛けるインテージ(東京都千代田区)は、全国の15歳から79歳の男女を対象に「夏休み」に関する調査を実施した。夏休み期間(7月13日〜9月30日)にかける予算の総額は、平均5万8561円という結果に。2023年の6万146円から微減となった。
予算が増えた理由としては「物価高・円安だから」が最も多く26.9%。以降は「外出や人に会う機会が増えるから」(26.1%)、「旅行へ行くから」(25.3%)と続いた。一方、予算が減った理由については「物価高・円安だから」が51.5%と最多で、「給料が増えないから」(35.2%)、「電気代・ガス代が上がるから」(33.1%)が続いた。
夏休みシーズンの予定については、「自宅で過ごす」(36.9%)、「国内旅行(宿泊あり)」(19.1%)、「ショッピングや食事など」(18.5%)が上位を占めた。「海外旅行」は2.1%で、「国内旅行(宿泊あり)」、「国内旅行(日帰り)」(10.2%)ともに前年と同程度で推移した。
海外旅行の予算は44万3058円と、2023年から約7万円減少。為替変動も加味すると、前年比は実質75%程度となる。渡航先としては、ヨーロッパ圏など遠い国が減少する一方、円安の影響が比較的小さく、旅費が抑えられるアジア圏が増加する傾向が見られたという。
国内旅行(宿泊あり)の予算は10万2318円で、前年から約2000円増加。また、宿泊日数が減少する傾向が見られた。
夏休みが猛暑(高気温)になった場合「予定の変更を検討する」としたのは13.5%だった。過ごし方は「水分をこまめにとる」が50.9%で最も高く、「外出を控える」(40.8%)、「冷房が効いている施設で過ごす」(36.3%)が続いた。
調査は6月27日〜7月1日、全国の15〜79歳の男女を対象にインターネットで実施。5000件の回答を得た。
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