7月に入り、全国で最高気温が35度以上の猛暑日が続いている。そんな中、大手小売り各社の店舗で進んでいるのが、「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」への指定だ。イオンタウン(千葉市)は7月9日、各自治体と連携し、クーリングシェルターへの指定を促進していくと発表した。
2024年4月に施行された改正気候変動適応法では、「人の健康に重大な被害が生じるおそれ」のある暑さが予測された場合に、「熱中症特別警戒アラート」が新たに発表されることが定められている。クーリングシェルターとは、特別警戒アラートが発動された際に一般に開放され、誰もが休息に利用できる、空調設備を備えた施設だ。
同社では現在、「イオンタウン伊勢ララパーク」「イオンタウンおゆみ野」など全国の8店舗が自治体によってクーリングシェルターに指定されており、今後は他店舗でも指定を推進していくとしている。
同様の施策は2024年からイトーヨーカ堂やウエルシア、イオンモールなどでも導入。イオンモールでは館内にウォーキングコースを設置するなど、買い回りによる経済効果を期待する動きも広がっている。
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