花火大会、有料席の最安値平均は5000円超え 今年値上げした大会は半数以上に(1/2 ページ)

» 2024年07月24日 17時00分 公開

 帝国データバンク(東京都港区)は、7〜9月に開催される全国の花火大会のうち動員客数が10万人以上の大会を対象に、「有料席の導入状況」と「価格設定の推移」について調査を行った。2023年に有料席を導入した75の大会のうち、56.0%にあたる42の大会で、2024年に有料席の値上げを行ったことが分かった。

photo 帝国データバンクは、7〜9月に開催される全国の花火大会で「有料席の導入状況」と「価格設定の推移」について調査・分析を行った(出所:photoAC)
photo 主要花火大会「有料席」導入状況(出所:プレスリリース、以下同)

 価格改定前後の有料席料金は、複数種類が用意された観覧席のうち、1区画(席)当たりの最安値の平均は5162円で、前年(4768円)に比べ8.3%程度、約394円の値上げとなり、5年前の2019年(3676円)と比べると、約4割の1486円の値上げとなった。

photo 花火大会「有料席」平均価格 推移

 一方、最前席や区画当たりの面積を広く確保したテーブル席、グランピングシート席など最高値席の2024年平均は3万4064円と、前年(3万2791円)に比べ3.9%、1273円の値上げとなり、最安値平均に比べると上昇率は緩やかだった。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.