一風堂、原宿竹下通りに新店舗 インバウンド需要の獲得目指す

» 2024年07月27日 10時52分 公開
[ITmedia]

 ラーメンチェーン「一風堂」を運営する力の源ホールディングスは7月27日、「一風堂 原宿竹下通り店」(東京都渋谷区)をオープンした。同店舗は東京都内26店舗目、原宿エリアでは今年4月にオープンした「一風堂 ハラカド店」に次ぐ2店舗目となる。竹下通り入り口すぐという立地を生かし、インバウンド需要の取り込みを図る。

ippuudo 一風堂 原宿竹下通り店(プレスリリースより引用)

 メニューは「白丸元味」「赤丸新味」「からか麺」の看板ラーメンに加え、定番のサイドメニュー「博多ひとくち餃子」「明太子ごはん」をそろえた。原宿エリアでは初めて「博多チャーハン」も提供する。

ippuudo 極 白丸元味(プレスリリースより引用)
ippuudo 極 赤丸新味(プレスリリースより引用)

 原宿が日本の若者文化の中心地という土地柄であることから、期間限定で「クリームソーダ」も用意。アイスをのせるドリンクはメロンソーダだけでなく、コーラにも変更可能とした。

ippuudo クリームソーダ(プレスリリースより引用)

 2024年3月期の力の源ホールディングスは売上高317億円(前期比21.7%増)、営業利益32億円(同44.5%増)でいずれも過去最高を更新した。今後の経営戦略について、国内事業では引き続き出店を進める一方、不採算店舗の戦略的閉鎖を進め収益性向上を目指す。また、プラントベースラーメンを常時提供する一風堂新宿ルミネスト店のような、新コンセプト店舗の開発にも注力する。

 海外事業については、同社は出店やセントラルキッチン導入などコストがかかる初期フェーズを抜け、店舗拡大フェーズに移行していると分析している。新規出店の再開や、それぞれの市場に合わせた商品開発を進めていく方針だ。

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