レバレジーズ(東京都渋谷区)の運営する、就職支援サービス「ハタラクティブ」は20代と40代の正社員を対象に「転職活動に関する実態調査」を実施した。その結果、20代の約半数がキャリアを築くことを目的とした「タイパによるキャリア形成」を実施していることが分かった。
キャリアにおけるタイパについて20代では「やりたいことができる環境を選ぶこと」(35.2%)が最多となり、次いで「早く成長できる環境を選ぶこと」(31.5%)が続いた。全ての項目で40代よりも20代の方が5〜7ポイント高い結果となった。
転職活動におけるタイパについて見てみると、20代は全ての項目において「意識的に行っている」より「無意識に行っている」の割合が高くなっており、40代と比較しても高い傾向が見られた。
若手社員の離職原因の一つとして話題となっている「ゆるブラック企業」。仕事は楽だが、成長できずスキルアップやキャリアアップも難しい職場のことを指すが、「ゆるブラック」の認知度について、「言葉を聞いたことがあり、意味を知っている」と回答した人は、20代で17.6%、40代では10.4%となった。
現在の転職活動理由について、20代では40.8%、40代では35.1%が「企業が『ゆるブラック』であること」を挙げた。
職場が「ゆるブラック」だと感じる点について、20代が40代よりも多くなったのが「スキルが身につかない」(20代43.7%、40代43.0%)と、「働きたいのに働けない(残業できない)」(20代32.2%、40代22.8%)だった。
調査は6月25〜26日、現在正社員として勤務している20代と40代の男女1335人(20代563人、40代772人)を対象にインターネットで実施した。
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