なぜ、社内向け書類においてハンコの使用が続いているのか。最も多い理由は「昔からの慣習で、変えることにコストがかかるから」で34.9%に上った。一方で「使いやすい電子化のシステムを導入できていないから」が27.4%と、使い勝手の良いシステムであれば導入する姿勢の回答も一定数見られた。
その他にも「回覧文書が別組織から紙媒体で提供されるため」「導入できている手続きとできていない手続きが混在するから」など、同じ会社内でもシステム導入にばらつきがある様子が明らかになった。
回答者からは「ハンコの押す向きで否定的な意見を持っていると上司が言い出した時は何事かと思った」「判子を曲がって押した時にやり直しを指示されるが、紙と時間、手間の無駄」「ハンコの方が丁寧という気配が残っている」といったコメントが集まった。
ハンコの使用をやめるにはどうするべきだと思うか。最も多い回答は「使いやすい電子承認・契約システムが普及する」で27.4%。その他、「制度的に押印の必要な書類が電子化される」(23.3%)、「社会全体のDXが進んで、対外的なやりとりも含めて、押印に否定的な意識が高まる」(22.6%)といった回答が上位となった。
調査は6月14〜25日にインターネットで実施。同社が提供する契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサインR」の導入企業209社から回答を得た。
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