2020年3月29日から都心上空を通る飛行ルートの運用が始まり、年間約4万回の追加が可能となった。都心上空ルートは南風の日は15時から19時のうち約3時間、北風の日は7時から11時30分のうち3時間と15時から19時のうち約3時間となっている。飛行ルート直下の自治体に配慮して、国際線が増える時間帯が設定されている。
航空機の都心上空ルート。航空機は追い風で着陸すると失速の危険があるため、着陸も離陸も向かい風という原則がある。したがって北風の時と南風の時で運用が変わる(出典:国土交通省、羽田空港のこれから 新飛行経路について)発着回数が増えれば空港アクセスも増強する必要がある。空港連絡鉄道の増強については現在、JR東日本の「羽田空港アクセス線」、京急電鉄空港線の「羽田空港第1・第2ターミナル駅を延伸し引き上げ線整備」と受け皿となる「品川駅拡張」、大田区が推進する「新空港線(蒲蒲線)」の3計画がある。
JR「羽田アクセス線」は特急専用路線になる、その3つの根拠
羽田空港を便利にする「たった200メートル」の延長線計画
年末年始、なぜ「のぞみ」を全席指定にするのか 増収より大切な意味
次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング