親の51.3%が「子どもの就活に関与したい」 関与を望む子も半数超、そのワケは?(1/2 ページ)

» 2024年09月05日 10時00分 公開
[ほしのあずさITmedia]

 親世代の半数以上が「子どもの就職活動に関与したい」と考えており、また子世代も半数以上が親の関与を求めていることが、ダイレクトリクルーティングサービスを提供するABABA(大阪府吹田市)の調査で明らかになった。

就活 「就職活動」親に関与してほしい?(提供:写真AC)

 51.3%の親世代が子どもの就活に「関与したい」、48.7%が「関与したくない」と回答しており、子どもの就職活動をサポートしたい親と自立を促したい親が同程度いることが分かる。

 子ども世代は親の関与について、51.7%が「就活状況について把握しておいてほしいし、サポートしてほしい」と回答。「親は就活には関わらないでほしい」(48.3%)とほぼ半々となった。

就活 就活について親に関与してもらいたいか?(ABABA調べ)

 それぞれの関与してほしい理由、してほしくない理由は何だろうか?

「子どもの就活に関与したい」、なぜか? 親子で理由に「差」

 親世代が子どもの就活に関与したい理由として最も多かったのは「子どもの考え、意思を知っておきたいから」(63.0%)だった。以降「子どもがどんな企業を受けているのか知っておきたいから」(48.1%)、「子どもだけで行う就職活動では不安だから」(33.8%)と続いた。

 また、子ども世代は親に関与してほしい理由として「自分1人で決断するのは不安だから」(58.7%)や「アドバイスをもらって背中を押してほしい」(54.2%)と心細さを挙げた。中には「後々就職先に対して文句を言われたくないから」(25.2%)という声もあった。

就活 子世代が親に就活に関与してほしい理由(ABABA調べ)

 一方、就活には関与せず子どもの意志に任せたいと回答した親世代に理由を尋ねたところ、7割以上が「自分のことは自分で決めてほしいから」(74.7%)と回答。その他「子どもに自立してほしいから」(32.2%)、「邪魔をしたくないから」(31.5%)などの意見も目立った。

 同じように親の関与を望んでいない子ども世代の回答者からも「自分の就職先は自分で決めたいから」(44.1%)という意見が最も多く挙げられた。2位は「親に決めてもらうようで恥ずかしいから」(24.8%)、3位「親に口出しされることが煩(わずら)わしいから」(20.0%)と続いた。

就活 子世代が親に関与してほしくない理由(ABABA調べ)
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