年賀状印刷サービスの提供を行うフタバ(名古屋市)は、20〜70代の男女200人を対象に「大人の読書に関する実態と意識」を調査した。1カ月に読む本の冊数は、最多が「全く読まない」で60人、次いで「1冊」が59人と、合わせて半数以上が「1冊以下」だったことが分かった。
一方で、「5冊以上」読むという層も1割程度いて、大人の読書習慣には大きな個人差があることがうかがえた。
「全く読まない」と答えた人の理由では、「やることが多過ぎて時間が無い」(30代男性)、「仕事や家事、子どもの用事があり時間がないため」(30代女性)、「どんな本を読めばよいか分からず探すのが面倒に感じる」(20代男性)、「スマホばかりいじっていて本を読まなくなった」(40代女性)などの声が聞かれた。
フタバは「大人の読書離れの原因として、多くの人が『時間がない』『他のことを優先する』を理由としていて、日常で読書時間を確保できないと感じていることが分かった。また、読書に対する苦手意識がある人もいた」とコメントした。
「全く読まない」と答えた人に、読書を始めたいと思うか尋ねた。「はい」と答えた割合は46.7%、「どちらとも言えない」は25.0%と、読書を全くしない中でも読書に対する関心はある人が7割程度いることが分かった。
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