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年収を上げたい、しかし方法が分からない……若手のキャリアアップ意識調査(1/2 ページ)

» 2024年11月29日 18時50分 公開
[サトウナナミITmedia]

 若手である20〜30代のビジネスパーソンは「キャリアアップ」についてどのような意識を抱いているのか。動画学習サービスを提供するグロービス(東京都千代田区)が調査を実施した。

photo 若手社員のキャリア観に関する調査(写真AC)

若手がキャリアを考える際の課題

 キャリアアップとはどういうことを指すと思うか。最も多い回答は「年収が上がること」で56.9%。以降は「会社内での職位が上がること」(37.4%)、「新しいスキルや知識を習得すること」(36.5%)と続いた。

photo キャリアアップとはどういうことを指すと思うか(グロービス調べ)

 「キャリアアップをしたい」と回答した人は53.9%と半数を超えた。年代別では、20代は46.6%であったのに対して、30代は56.0%と、6割に迫る結果となった。

photo キャリアアップしたいか(グロービス調べ)

 仕事で今後5年以内に実現したいことは、1位は「給与が上がること」で51.5%に上った。2位は「新しいスキルや知識を習得すること」(27.1%)、3位は「専門性を高めること」(24.4%)だった。

 キャリアアップの一例として、「会社内での職位が上がること」を挙げた人は37.4%に上ったのに対し、今後5年以内で「職位が上がること」を求める人は17.2%と、10ポイント以上の差が生じた。

photo 仕事で今後5年以内に実現したいこと(グロービス調べ)

 仕事に関する自身の希望を実現するために必要だと思うことは「専門的なスキルや知識の向上」が最も多く、50.4%。その他「基本的なビジネススキルの向上」(39.3%)、「社内で高い実績を出すこと」(37.1%)が上位となった。

photo 仕事に関する自身の希望を実現するために必要だと思うこと(グロービス調べ)

 年代別に見ると、20代では「基本的なビジネススキルの向上」が最も多く41.5%、2番目は「資格の取得」(40.0%)だった。一方、30代のトップは「専門的なスキルや知識の向上」(54.4%)、2番目は「基本的なビジネススキルの向上」(38.6%)だった。

photo 【年代別】仕事に関する自身の希望を実現するために必要だと思うこと(グロービス調べ)

 そうした希望を持つ中、実際に行動に移せている人はどれほどいるのか。

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