情報リテラシーの専門家が一から開発したプログラムは、人気動画配信者「レイちゃんねる」が突然失踪するところから始まる。この事件を追う中で、SNSでの投稿や会話を分析し、闇バイトの実態に迫っていくという内容だ。「なぜ騙されてしまうのか」「なぜ抜け出せないのか」「何をすべきなのか」という3ステップを体験することで、闇バイトに関する深い知識を学べるようにした。
参加者は実在の被害事例を基にした状況を疑似体験し、実際のSNSや闇バイトに加担しやすい人の心理が再現された環境の中で謎解きを行うことで、座学の講習では得ることのできない深い気付きを得ることを目的にしているという。
Classroom Adventureは、慶応義塾大学の現役大学生らが企業したスタートアップ企業。東京都主催のコンテスト「Tokyo Startup Gateway 2024」でグランプリを受賞した、フェイク情報を見抜くためのプログラム「レイのブログ -Ray's Blog-」は、日本・アメリカ・台湾など6カ国の教育機関と連携し、1年で7000人以上の学生に提供している。
Classroom Adventureは「ゲーミフィケーションを活用して、これまで届けることが難しかった層にも学びを届けていく」とコメントしている。
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『原神』爆発的ヒットの要因は、「無課金勢」を見捨てない設計にあるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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