魅力的な福利厚生は、優秀な人材確保や離職防止にもつながり、企業の成長を支えるひとつの要素といえる。一方で、従業員が「いらない」と思う福利厚生もあるようだ。業務用システムの企画・開発などを手掛けるエフアンドエムネット(大阪府吹田市)が調査し、20代以上の働く男女300人から回答を得た。
現在導入されている福利厚生について、最も多かったのは「通勤手当」(206票)だった。「育児・介護休暇」(158票)、「慶弔休暇」(152票)が続いた。上位に挙がった福利厚生は、法律で定められているものや、従業員の生活を支えるうえで重要な役割を果たすものなど、企業にとって必須といえるものが多い傾向となった。
勤務先にあると嬉しい福利厚生は何か。働き方に関する福利厚生については「リモートワーク」が28.0%で最も多く、「時短勤務」(26.3%)、「フレックスタイム制」(24.7%)が続いた。
健康に関する福利厚生は「人間ドック・健康診断の補助」が最も多く51.3%。「運動施設の利用補助」(18.3%)、「予防接種の補助」(18.0%)と続いた。
生活支援に関する福利厚生では「住宅手当・家賃補助」が48.7%で最多、「退職金」(10.0%)、「通勤手当」(8.7%)と続いた。
休暇に関する福利厚生は「リフレッシュ休暇」が34.3%、「夏季・冬季休暇(年末年始休暇)」(27.3%)、「病気休暇」(13.0%)が上位となった。
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