“残念な上司”が作る「会議資料」の特徴 ムダをなくす3つの改善策は「キレイごとナシ」のマネジメント論(1/4 ページ)

» 2024年12月09日 13時34分 公開
[横山信弘ITmedia]

「キレイごとナシ」のマネジメント論

常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。

 会議資料を一目見ただけで、その上司が「できる人」か「残念な人」かが分かる。そのように聞いたら、あなたはどう思うだろうか?

ムダを生んでしまう資料とは?(ゲッティイメージズ、以下同)

 これは単なる感覚の話ではない。会議資料には、上司としての能力や姿勢が如実に表れるものだ。資料の質が高いか低いか。それだけで会議の生産性が変わり、組織全体の成果にも影響を与える。

 なぜなら、会議資料は単なる情報の羅列ではなく、組織内コミュニケーションの重要な道具だからである。

 組織マネジャーは自分の部署やチームで日ごろ使っている会議資料が本当に機能しているか、一度立ち止まって考えてみるべきだろう。資料の作り方一つで、組織の成果、生産性が劇的に変わることがあるのだから。

 今回は、残念な「ムダ資料」に共通する3つの特徴と、その改善ポイントについても解説する。ムダ資料をなくし、組織全体の生産性を高めるヒントを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでいただきたい。

著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)

企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。


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