4割超の退職者が、退職時に本当の理由を「伝えなかった」――エン・ジャパンが、そんな調査結果を発表した。
退職経験がある人のうち、退職の報告をする際に“本当の理由”を「伝えなかった」とした人は44%だった。
伝えなかった理由としては、「円満退社したかったから」が46%と最多に。2位以下には「話しても理解してもらえないと思ったから」(27%)、「建設的な話し合いにならないと思ったから」(22%)、「言う必要がなかったから」(22%)が続いた。
退職報告する際に会社に伝えた理由は「新しい職種にチャレンジしたいため」が31%と最多に。「別の業界にチャレンジしたいため」(19%)、「結婚など家庭の事情のため」(18%)、「給与が低いため」「職場の人間関係が悪いため」(いずれも15%)が続いた。
会社に伝えなかった「本当の退職理由」として最も多かったのは、「職場の人間関係が悪いため」(38%)だった。「給与が低いため」(34%)、「会社の将来性に不安を感じたため」(31%)、「社風・風土が合わないため」(25%)、「評価・人事制度に不満があったため」(17%)が続いた。
調査は10月29日〜11月26日、転職サイト「エン転職」を利用するユーザーに実施。3780人から回答を得た。
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