最初の段階は「今日は、昨日受注した商品の受注処理を午前中までにやっておいて。それが終わったら、次の仕事をお願いするからまた聞きに来て」と、細かく指示しなければいけないでしょうが、いずれは「今日は、午前中に昨日の受注処理を、午後には新商品のPR用の資料作成をやっておきます」と自分から言ってくるようにしていきたいものです。
そこでおすすめしたいのが、「仕事マップ」を描いてみることです。「仕事マップ」とは、新人が関わるであろう仕事の全体像のことです。
この全体像をもとに、「1年かけて、ここに書かれているすべての仕事ができるようになってもらうから」と説明した上で、「最初の1カ月間は、この営業活動のアポ取りができるように、一緒に進めていこうか」といった形で、指導していくことができます。
この全体像があることで、今自分がやらなければならないことが何なのか明確になり、新人が自分の「役割の認識」をしやすくなるのです。
また、全体像が見えることによって、新人が抱える不安も解消できるようになります。覚えなければならないことがたくさんあると、何をどこまで覚えれば終わるのか、不安になってしまう新人もいます。仕事マップで全体像が把握できれば、これからどんな仕事を身につけるのか分かって安心しますし、今後どんなことを学んでいくのか事前に知れて、心の準備をすることもできます。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「辞めたけど良い会社」 ランキング ワースト30社の特徴は?
月2回の当日欠勤でクビって言われました。不当解雇になりますか?
優秀な若手がどんどん辞めていくが、「社内運動会」をやっても防げないワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング